Emergency!

忙しさが絶好調のシーズンに入ってます。

何もない日は早朝から暗くて見えなくなるまで、
バイトの日は、早朝自分の畑を少しやってバイトして夕方また作業という日々を送っています。

今日は雨が降っているので早朝の作業は辞めてバイトに行くまでのこの時間ブログを書くことにしました。
そういう時でもないとブログが書けないくらいの忙しさということで、ブドウを追いかけております。

忙しい忙しい言いながらブドウと格闘しているわけですが、
これまでにあったトピックを挙げると、

①ブドウトラカミキリの被害
20150603_1

5月に入ってから枝がどんどん伸びてきているこの時期、逆にだんだん萎びていくものがあります。
なんだか調子が悪いのかな?もともと伸びが悪い樹だからこんなものかな?と思っていたら
最終的にこんなことに。

20150603_2

ギャー!!

ブドウトラカミキリの幼虫が枝に入り込んで食い荒らしてしてしまったため枝が枯れてしまいました。
中を開けてみると、

20150603_3

気持ち悪い幼虫がいました。1センチもないくせに折角伸びた枝を枯らしたのです。
今年4月に借りたばかりの園に10箇所も発生してしまいました。
気持ちがブルーになってしまうのも無理はありません。枝も新しく取り直さないといけないし、来年発生しないようにしないとなぁ。
秋に成虫が枝に卵を産み付けるのでその時防除をするのを忘れないようにしないと!!

コウモリガやクビアカスカシバはたくさん見てきましたがトラカミキリは今回初めて見たのでいい勉強になりました。

と、思わないとやってられない!

②緑枝接ぎ
今回、接ぎ木バサミを使って緑枝接ぎに挑戦しました。去年、一昨年も勉強の一環でやっているのですが、カッターナイフだと成功率があまり高くなかったので、道具に頼ってみることにしました。

20150603_4

緑枝接ぎとは誰にでも簡単に出来る接ぎ木の一種で、それまでの木を違う品種にすることが出来る方法です。

ここで気をつけなければいけないのは、種苗法の存在!
基本的に、いろいろな植物の品種は誰かが作ったもので当然作った人に権利「育成者権」があるわけで、それを勝手に増やすことは許されません(特許権のようなもの)。種苗法で登録されている品種を増やす場合は権利者の承諾が必要です。特に、人から枝を貰って増やしたり、販売したりなんて論外!!
基本的には苗木屋さんから購入してくださいね。
但し幾つか育成者権の効力が及ばない例外があって、農家が自家増殖する場合に限り例外となる場合があります。

そんなわけで非常にデリケートな部分ではあるので気をつけながら緑枝接ぎしなければいけません。

20150603_5

この接ぎ木バサミのオレンジの部分に枝を当てて、枝を切ります。

●増やしたい枝
20150603_6

こんな感じで切って、穂木と呼ばれるものを作っていきます。
20150603_7
太さを合わせないといけないので幾つか準備します。

●元になる枝
20150603_8

ガッチャンコして、
20150603_9

そして2つを接ぎ合わせて、
2015060310

成功したかどうかは1週間くらいで分かるようなのでちょっと楽しみが出来ました。

③義母到来!
フミカ氏のお義母さんが岡山に来てくれました。子供が産まれて落ち着くまでは居て下さるのでとても助かります。
フミカ氏に圃場を案内してもらって少し作業をしてもらいました。
20150603_11

その他
ツバメの赤ちゃんが生まれました。去年巣を作ったものの赤ちゃんが生まれなくて残念に思っていたのですが、今年は生まれて嬉しいです。
20150603_12

そんな感じの日々です。

ぼちぼちと更新してますよ✐☡

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この記事を書いた人

「岡山県のへそ」と呼ばれている吉備中央町でブドウと白桃を夫婦2人で作っています。岡山に来て9年目に入りました。吉備高原の澄んだ空気のもとで「お客様に高品質の果実をしっかりとお届けする」ことを第一に取り組んでいます。

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