今シーズンの冬は雪が降らないな~
今年は暖冬傾向と言っても、ここ吉備中央町は朝晩霜が降りるほどとっても寒い1月。
当園でも桃の剪定が始まりました。
桃の剪定ってどんなことをするの?
こんな寒い時期からするものなの?
自分の勉強のためにも、普及指導センターの資料をもとに、桃の整枝・剪定についてまとめてみました。
果樹の枝の部位説明
- 主枝…一番太い幹(主幹)から直接枝分かれした枝。樹の骨格となる枝。
- 亜主枝…主枝から枝分かれした枝。主枝と並んで樹の骨格となる枝。
- 側枝(そくし)…亜主枝から枝分かれした枝。結果枝をつける枝。
- 結果枝(けっかし)…花芽をつけて翌年開花結実🍑する枝。
根本からの距離が遠くなるにつれ、名前が第1亜主枝、第2亜主枝と数字が大きくなります。
桃の剪定の目的~何のために剪定をするのか?
剪定は今後の桃の品質に影響するとても重要な作業です!!
\桃の剪定の目的/
- 隔年結果をなくし、生産の安定を図る。
- 栽培管理が能率的に出来るような揃った樹形を作る。
- 主枝・亜主枝・側枝・結果枝と均衡のとれた樹冠を構成する。
- 枝の間合いを作り、通風・採光を良くして、品質の揃った果実を生産する。
- 気象災害にも十分耐え得るような丈夫な樹の骨格を養成する。
隔年結果とは…果実が沢山なる年と少ししかならない年とが交互に現れること。果実数の多い年をなり年または表年、少ない年を不なり年または裏年と言う。
近所のおばあちゃんによると、2019年は柚子の裏年でした。
桃の剪定のポイント
桃の剪定の時期:12月中旬~2月下旬の休眠期に行う
桃の木が眠っている間に剪定しまーす。
- 剪定の前に整枝(大まかな樹形を整える)が済んでいること。
- 剪定は上から下に行うのが原則。
- 樹勢に応じて決める。
- 徒長枝(どうしても使えない枝)を切る。
- →But,主枝亜主枝の背面に出た枝は日除けとして可能な限り活用する。
- 主枝亜主枝の働きを妨げる枝を剪除あるいは切り戻す。
- 全体のバランスを見ながら剪定程度を調節する。
- 最後に枯れ枝は取り除く(病害虫の発生源になる)
などなど…沢山のポイントがある。
難しすぎるでしょ…😨
うん。難しいよ💧
剪定では迷ったら切らないこと。
と赤字で書いてありました。
また、桃の品種によっても剪定方法が少し異なるため、さらにややこしい。
なんか要点が多くて分からぬ…。
要は経験がものを言う的な…?
[失敗談]天に向かって真っすぐに伸びすぎた枝
シャッキーーーーン✨🌴
桃の枝を誘引する時期とブドウの忙しい時期が重なり、放置されてしまい理想とする方向に伸びなかった枝です。
太くなりすぎ&硬くなったため誘引するのを諦めました。
以前、同じようにまっすぐになった枝を無理やり誘引して裂けてしまった経験がある園長。
切り戻します…。
少し残したところからもう一度、枝を伸び直しさせます😓
園長は桃の樹を植えた当初、自然農法をやろうとして枝を伸ばしていましたが、上手く出来ず。
自然農法を勝手に枝を伸ばす方法と勘違いしていたようです。
恥ずかしい…。失敗、失敗😓
教科書通りが一番良いことに気づきました。
失敗は成功のもとです。頑張ろう!
桃の剪定は、桃の品質に影響する非常に大事な作業。そしてセンスが問われる作業です。
園長、「え~~!!難しい~~!!」「う~~ん…」「ここをこう切ったらこうなるから・・・」
と将来の樹の姿を考えながら枝を切っていきます。
ヨメはダイエットと思って、落ち葉拾いと堆肥撒き作業頑張ります。
こちらもなかなか進まず(汗)