岡山県吉備中央町に新規就農してブドウと桃を夫婦二人で作っている吉備ひかり農園です😊
ゴールドフィンガーを植えてから7年、ようやく昨年販売することが出来ました。わ~パチパチ👏
一般的に馴染みのないブドウ、ゴールドフィンガー。
一体どんなブドウなのでしょうか?
そしてどんな味がするのか?なぜ激レアなのか?
今日はゴールドフィンガーについてその特徴を語っていきたいと思います。
ゴールドフィンガーとは一体どんなブドウなのか?
菊地園芸の苗木カタログよりゴールドフィンガーはどんなブドウなのか抜粋させてもらいます。
ゴールドフィンガーは、外観の珍しさと女性や子供に好まれる甘味で観光園や直売所、贈答品などで喜ばれる品種
とのことです。
- 来歴:山梨県の原田員男氏が作った品種で「ピアレス(セネカ×ピッテロ)」に「ピッテロビアンコ」を交配して得られた交雑実生。
- 果実:皮は薄く肉質は適度にしまり、多汁で高糖度18~22度で食味良好!
- 外観:果房は長円錐で500~600g。粒は弓形~先尖長楕円形でピッテロに似て外観は優れている。
- 樹勢:早熟で甘味が強く、ピッテロビアンコより作りやすい。耐病性は強く露地栽培も可能。輸送性は弱い。
菊池園芸の苗木カタログより引用。
要するに早熟で糖度高く、食味良好なブドウだそうです。
ゴールドフィンガーは粒間引きも収穫も難しいブドウなの!
栽培しやすいとカタログには書いてありますが、
当園では思った以上に上手く実を付けてくれず苦戦した品種でもあるゴールドフィンガー。
当園ではゴールドフィンガーの苗木を植えてから販売まで7年かかりました。長っ💦
(どうしてもピオーネやシャインマスカットなどの主力品種に労力がいくので…。)
そして、ゴールドフィンガーは粒間引きが難しい品種でもあります。
細長い形状の粒なので間引きしすぎるとスカスカになるし、間引かないと皮が割れてそこから腐っていきます(経験済)
手がかかる品種ですね…😨
栽培が大変な割にお金にならないこともあって、園長は過去に何度もゴールドフィンガーを切ろうとしたことがあります…。
↓ゴールドフィンガーの粒間引きの様子を動画にしました。
そして収穫もとっても手間がかかるブドウです…。
ポロッと粒が取れないように、細心の注意を払って収穫しています。
ゴールドフィンガーは脱粒しやすいので輸送に向かない品種。
昨年、数量限定でゲリラ販売した当園のゴールドフィンガー。
当園が心配したのが
脱粒!(粒がポロっと取れることです。)
ゴールドフィンガーは粒の形状が特殊なため、脱粒しやすく、輸送性が大変低いです。
輸送性が低いのも市場に出回ることのない激レアブドウの理由の一つになっています。
昨年は、輸送中に脱粒しないように梱包にはとても時間をかけました💦
購入してくれた友人数名にゴールドフィンガーの味の感想と脱粒していなかったかを教えてもらったのでここに記録しておきます。
心配していた脱粒について
2,3個粒が取れてはいたけど、気にならなかった。
とのことです。
ふわふわの緩衝材に包んで発送したおかげか脱粒に関しては大丈夫でした。
が、緩衝材が粒にひっついて取るのが大変だったようです…。これは改良の余地ありですね…。
ゴールドフィンガーの味は
甘くて美味しかった~!
との感想を頂きました。
お子さんがよく食べてくれたようです。
ゴールドフィンガーって粒の形状が細長くて皮が薄いので小さい子供でも食べやすいんですよね!
皮ごと食べられますが、やはり皮をむいた方がより美味しい。と今年改めて思いました。好き好きですね。
今年は梱包材を変えてみました。
[まとめ]激レアブドウのゴールドフィンガー、見かけたら食べてみてね!
以上、ゴールドフィンガーの特徴を語ってきました。
まとめると、
ゴールドフィンガーは高糖度で食味良好!見た目も楽しく贈答品でも喜ばれる珍しいブドウ!
脱粒しやすいブドウなので、市場に出回ることのない激レアのブドウです。
道の駅や直売所でお見かけした際は食べてみて下さいね(^^)
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